第36章 伊達 vs 烏
向こうからサーブが打ち込まれる
西谷さん
「大地さん!」
大地さん
「ッシ!」
フワリとレシーブが上がる
「「ナイスレシーブ!」」
葵
「………さすが、影山のサーブを受けた人だなぁ…
敵だとヤダ」
菅原さん
「あはは!
確かに、大地は3年間レシーブに力入れてたから簡単には崩せないな」
どことなく嬉しそうに話す菅原さん
葵
「そういえば、3対3の時言ってましたね」
レシーブされたボールが影山のもとへ飛んでいく
影山はフワリとトスを上げた
葵
「奇麗なフォーム……
もし、リードブロックを相手がしてくるなら
振り切ったかな……」ブツブツ
山口
「津田、どうした?
なんか、怖いけど……」
葵
「ん?ああ、何もない………!!?」
振り切ったと思われたブロックが物凄い反応でトスを上げた先の日向に追いつく
葵
「なッ……
リードブロックでトスを読んで素早く処置する………」
そんでもってあの眉なしさんの速さは何!?
山口
「顔……怖いんだけど」
葵
「気のせいだ」