第35章 after game
―お昼―
葵
「旭さん、隣、いいですか?」
旭さん
「ん、ああ、いいよ」
ベンチに座っている旭さんの横に腰掛ける
部員それぞれが今、お昼ご飯をたべている
ちなみに、私のお昼ご飯は菓子パン2つ
メロンパンとチョココロネ★
パンッと袋を開いて中のメロンパンをまず食べる
葵
「…………?
なんですか?」
旭さんが見ていた
旭さん
「あっ、いや………」
葵
「あっ」
ハイと言って、食べているメロンパンを旭さんの方に向けた
旭さん
「えっと、欲しいんじゃなくて、
あ、でも、ありがとう」
ますますこの人の言ってることがわからない
けど、どうやらメロンパンではないらしい
葵
「??」
旭さん
「なんか、意外だなぁ……って」
葵
「? 何がですか?」
旭さん
「メロンパン」
メロンパンに意外性などあるのだろうか……
旭さん
「津田って、なんか米のイメージあるからさ」
いや、ちょっとわかんない( ºωº )
メロンパンを食べ終えて今度はチョココロネを食べだす私を見て、旭さんは少し吹いた
旭さん
「ごめんごめん
なんか、津田の印象変わったなぁ」
葵
「僕の印象はどんな感じですか?」
旭さん
「なんか、クラスの委員長みたいな感じかな」
葵
「僕そんなに堅いイメージですか?」
旭さん
「なんか、初対面にも関わらず俺に説教してくれたからね」
葵
「すみません」
旭さん
「いやいや!その、怒ってるんじゃなくてっ
ありがとうって意味で!!」
葵
「………
僕、結構甘いもの好きなんですよ
こう見えても」
旭さん
「なんか、ごめん」
なぜあやまったんだ、この人ww