第34章 第一試合、始まります
互角とは言い難い試合
圧倒的に烏野がおしているはけど、両者とも気を緩めなかった
葵
「………大地さんって、向こうのチームに知り合い居ましたよね」
この試合が始まる前、廊下を歩いているところを大地さんが向こうの人に呼び止められたのだ
菅原さん
「ああ、中学一緒だったみたいだべ」
葵
「………それって、凄いことですよね」
菅原さん
「??」
葵
「もし、自分が知り合いと戦うことになったら………
きっと気が引けてしまうと思うんです
だから、そんなこと微塵もない大地さんや、青城の練習試合の時の影山も………
凄いことですよね
強いんだなぁって」
菅原さん
「うん
でも、俺は津田も強いと思うよ?」
葵
「いえいえ、僕はそんな」
菅原さん
「津田も音駒の時、向こうに知り合いがいたんだろ?」
葵
「はい
でも、クロと研磨は幼なじみなんで……
それに、戦い合うような時は本気でプレーしないと失礼ですし………」
菅原さん
「大地もきっと……おんなじだべ」
ドパッと大地さんが最後をきめた
2ー0で烏野が勝った