第34章 第一試合、始まります
試合開始25分前
会場へ入って行くと日向が「あっ!!」と叫んだ
隣にいた、私と影山が振り返る
日向
「らっきょヘッド!!」
金田一
「らっきょヘッドって何だ?」
国見
「お前以外に誰が居る」ブッフ
金田一
「は!?」
観客席のやりとりを見ていると、日向はまた声をあげた
日向
「……と……」
「やっほー!
トビオちゃん チビちゃん
元気に変人コンビやってるー?」
日向
「大王様っ……!」
葵
(うわぁ……)
及川ぁ……
及川
「っと!あーー!!
葵っ」
作ってたピースサインを私にひらひらさせる
葵
「………」フイッ
無視だ、無視無視
(つか、何故呼び捨てなのか)
「痛っ」と悲鳴が聞こえた
見れば、副主将さんにピースサインをはたかれていた
葵
(ナイス(´ー∀ー`))
及川
「あれっ」
日向&影山
「「?」」
葵
「日向、影山
戻るよ
今は、目の前の試合」
日向&影山
「「ああ/おお」」
及川
「リベロが増えてる?
練習試合の時はあんな子居なかったよね……
そういえば、葵リベロじゃなかったんだね
やっぱり」
岩泉
「なんかデカイ奴も増えてんな……」
入畑
「おや……
それと……新しい指導者……ですかね?
どんな風に変わったかな…… 烏野は」