第33章 出陣ッ!!
「烏野の……"アズマネ"……!!」
旭さん
「(ビクーッ)」
葵
「?」
「え 何 誰?」
「北校の奴を手下使ってボコらしてたとか……
路上でなんかヤバいモン売りつけてたとか……
5年留年してるんだって………」
「ええ!?成人じゃん!」
聞き耳をたてると、他校生の旭さんの噂が聞き取れた
葵
「旭さん、何やってんスか」
旭さん
「するわけないだろ!?」
葵
「冗談ですよ
いやあ、でも5年も留年してるってのは、笑えますね」
旭さん
「〜〜〜〜」
菅原さん
「まあまあ
いつものことじゃん」
葵
「いつものことなんですか」笑
大地さん
「見た目がそんなんだからだろォ」
旭さん
「!!」
葵
「ガラスのハートに似合わぬ風貌ですよね」
旭さん
「俺はっ
なんかこう……
外見からでもワイルドな感じになりたいと思ってっ」
大地さん&菅原さん
「「ホラもー
そういう事言うところがワイルドじゃないもん」」
西谷さん
「いいじゃないスか
どう見られるかなんて!
自分でカッコイイと思ってれば!!」
大地さん&菅原さん
「「こういうのをワイルドという」」ポンッ
西谷さん
「??」
葵
「旭さん、ドンマイです」
旭さん
「…………」