第33章 出陣ッ!!
構わず私はもう一件のメールを開く
部室棟の階段の下で、日向と影山が息を切らしながら到着
葵
(…………、なんだ、宣伝か)
削除ボタンを押してメールを消す
その時、
影山
「違わねぇ!!俺の逆転だっ!!」
影山が日向に向かって反発?しているみたい
面白そうだから、しばらく声をかけずに上から見てよっと♬
葵
(そういや、あの2人毎日どっちが早く着くか競ってるんだっけ
朝っぱらからよくやるよね、ホント)
日向
「……おれの
30勝……32敗だ」
葵
(そんなにやってたの!?)
あれ、影山が頭にハテナ浮かべてる
日向
「去年の今頃……
お前に負けた
ボロ負けした」
葵
(中学最後の戦いかな?
そういや、2人
一度戦いあってるんだっけ)
日向
「"お前がコートに君臨する王様なら
そいつを倒して
おれが一番長くコートに立ってやる"」
影山
「 」
葵
「 」
日向
「お前を倒すのは 絶対おれ!!
それが10年後でも
20年後でも
絶対!!」
影山
「……てことはこの先お前は俺と同じ舞台に居るってことだな?」
日向
「! お おーよっ」
影山
「それが日本のテッペンでも
"世界"でも」
日向がめっちゃ驚いた顔してますけど……
影山は、真剣なんですね
日向
「あ 当たり前だっ!!」
影山
「あと俺は"王様"じゃねえ」ミリミリ
日向
「ギャアア
わかってるよ
わかってるってば!!」
葵
「世界はデカイよ〜?」
影山&日向
「「!」」
菅原さん
「お〜世界か〜
デカイな〜」
葵&影山&日向
「「「!」」」
大地さん
「その為にはまず
この日本の
東北6県の
更にその中の1県の予選の1回戦
ちゃんと勝たないとな〜」
葵&影山&日向
「「「はざまーす!」」」
大地さん
「期待してるからな
変人コンビ!!」
日向&影山
「「オス!!!」」
葵
(認めたっ!!)ブククッ
影山&日向
((変人?))