第31章 只今入院中
菅原side
え?
え?
ええええええ?
ちょ、ちょっと待って…………
津田が女!?
そんなバカな………
ありえないべよ!?
菅原
「……………」
コンコンッ
ドアがノックされる
葵
「どぞー」
中に入ってきたのは、まだ若そうな白衣を纏った先生だった
葵
「あ、先生ー」
先生
「様子見に来たんだけど………」チラ
俺を見る
菅原さん
「あ、津田と同じバレー部の菅原 孝支です」
先生
「ああ!
よかったな、見舞いに来てくれて」
葵
「うん」
先生
「じゃあ、お邪魔みたいだから私は退散するよ」
パタン、とドアを閉めて去っていきまた2人に
葵
「菅原さん、来ちゃだめですよ
大会、近いんですから………」
菅原
「津田…………、何があったんだ?」
葵
「?? 何がですか?」
菅原
「性転換してしまう程の何かがあったんだろ!?
だから、学校休んで入院してるべ!?」
葵
「ぷっ あはは!!
すみません、あまりにも可笑しくって……」
いや、それはこっちのセリフ……
葵
「私、れっきとした女です
生まれた時からちゃんと」
シャキッと背筋を伸ばした津田にはちゃんと胸があった←
葵
「私が学校に行けないのは、影山、蛍、繋心、清水さまに聞けばきっとわかるはずです
私、初めて自分からきりだしました
今まで、バレる形だったので……
でも、菅原さんなら会ったときから
ーーーーー
」