第25章 激戦の末
ムスッとしてコートの方へ戻っていくと
葵
「ん?
研磨、どうしたの?
むずかしい?顔して……」
孤爪
「…………(チラッ」
研磨が後ろへ視線をとばす
私もそこへ視線をずらすと
葵
(ああ…………(笑)
なるほどー★
犯人は影山か
物凄い形相で見てる)
影山君からは、何か黒いオーラが発している
かのように見える
葵
(研磨、人見知りだもんね……)
「研磨……って、逃げたよww」
ササッと逃げていった研磨の背中を見つめながら苦笑いした
影山
「津田!!」
葵
「にょわっ!?
な、何??」
(いきなりこっちきたよこの子!!)
黒尾
(にょわ!?ってww)プククッ
影山
「あの人と知り合いか!?」
葵
「え、うん。」(汗)
影山
「あの人に聞いてほしいんだけど」
葵
「な、何をかな?」
さっきから影山は文面では表せないのでわからないと思いますが、すっごく前のめりで喋っている
そりゃ、もうすごく
自分、追いつけない(´-ω-`)
影山
「バレーいつからやってるのかとか誰かに教わってるのかとかセッターはいつからやってるのかとか視線のフェイントのコツとか挫折したかとか―」
葵
「ちょ、ちょいまち!!汗
速いし聞くこと多くない!?
聞く前に僕が忘れるよ
自分で、聞きな?
ね?(ポン 」
影山の両肩に手をおいてニコッと笑ってから研磨と同じように私も逃げた