第25章 激戦の末
それからも攻防は続いた
葵
「っケホッ
ケホッ」
咳をしながらコートの中を走り回る
葵
(息苦しい………
でもあともうちょっと
もうちょっとだけ
戦わせて―――)
そして、デュースでリードされていた音駒にまたもや一人時間差で決められ
勝負はついた
ピピーッ
葵
(結局………
止められなかった)
ハハ……と俯きながら少し笑った
なんか、自傷ですな……( ¯−¯ )
休憩が入ったから、こっそり体育館をまた出た
葵
「ゲホッゲホッ
ハァッーーーハァ……
ゲホッ!!」
「おい
大丈夫か」