第24章 まさかのお呼び出し
ーーーーーピーッーーーーー
3試合目が始まる合図
「お願いしァース!!」
一斉に飛び交う声
私は前衛からスタート
ネットを挟んだ前には、クロがいた
黒尾
「おい、あの時の約束、まさか忘れてないだろーなー?
葵」
葵
「何言ってんの
忘れるわけないだろ?」ニヤッ
黒尾
「いつもと違うねー(ケラケラ
容赦しねーからな」ニッ
葵
「こっちこそ」ニッ
「ナイッサー」
「ッサー」
研磨がサーブを打つ
「大地さん!」
大地さん
「よしっ」
影山へボールが飛んでいく
影山
(誰にあげよう……
ここはやっぱりひな「ライトっ!!!」
私は、叫んでいた
葵
「えっ、あれ??」
大地さん
「えっ、あれ??じゃなくって!
お前が呼んだんだろっ!!」
影山
「津田!!」
フワッと私にトスがくる
葵
(ああ、そうか………
無意識に呼ぶってことは、
根はやりたかったんだ………)
ーーーーーキュッ
特徴ある跳び方で、跳んで
ダンッーーーーー
スパイクを打った
黒尾
「相っ変わらず、すげースパイク」
孤爪
(やっぱり凄い……
きれい)
影山
(あれ?いつもより低く跳んでる……?)
葵
「影山っ、影山」コソッ
「ごめん、言うの忘れてたんだけどいつもより低めに跳ぶね
マックスで跳ぶときはサインするから」
影山
「わかった」
(やっぱり、そうだったのか
けど、何でだ??)