第24章 まさかのお呼び出し
影山side
3試合目津田が田中さんと交代して入った
津田がエンドライン近くで立ち止まり目を閉じた
多分、集中しているんだと思う
スッ、と目が開いた瞬間、
ビリッと何か感じた
他の人もそう感じたみたいで津田を見ていた
顔つきがさっきまでと違う
(スゲぇ………)
心からそう思った
葵
「影山」
いきなり呼ばれて少しビックリする
影山
「な、なんだ?」
葵
「? どうしたの、なんか緊張してる?」
影山
「す、するかボゲェっ」
葵
「ボゲェってww
影山、よろしくね」ニコッ
この人、たまに笑顔とか見せるから
なんか、心臓が落ち着かなくなる
影山
「お、おう……」
月島
「王様〜
いつもの感じとちがくなーい?」ニヤッ
影山
「っるせぇ!ボゲっ」