第23章 SIDEの自分
葵
(研磨は賢いからね……フフン♬
きっとこっちの攻撃を観察してるんだろーなぁ!!)
まあ、私の事ではないけど自慢気にそう思う
菅原さんが武田先生のところにやって来て、リベロの説明をする
私も横で聞く
葵
(菅原さんの説明、わかりやすいですなあ!
きっと頭がいいんだ………!キラキラ)
武田先生
「おお……なるほど……
日向君と月島君の苦手な守備を 西谷君が肩代わりしてくれるような感じか……!」
菅原さん
「まぁ そうなりますね……
でも
サーブ打った後は後衛で守らないといけないし
前衛に居ても
レシーブすることは当然 常にあるので苦手なままでは許されませんけどね」ニコー
武田先生
「おお……」
葵
(怖っ
菅原さんの笑顔がやけに怖く見えるよ!?)
「月島!!」
私は咄嗟にコートを見た
月島はちょんっとボールに触れ、フェイントで相手のコー卜へボールを落とした
葵
(蛍も賢い………)
(でも、そろそろ日向の攻撃も
研磨に見切られてるんじゃないかな)
そして、少し経った後
音駒はタイムアウトをとった
葵
(………言ったほうがいいのかな?
でも気づいてなかったら言ってしまうと支障きたすよね……
う〜ん( ̄へ ̄))
1人難しい顔して立っていると
武田先生
「どうかしましたか?」
葵
「えっ?
あ、いえ……
ちょっと考え事を……」
繋心
「何か気づいたか?」
葵
「もうすぐ気づける」
とりあえず、タイムアウトがあけたら考えよう
外から見ていた方が、気づくことも多いだろうし……