第20章 5月5日
私も何だろうと思い一口飲む
みんなの視線が一気に集まる
大地さん
「あ、ちょっ」
ーーーーーゴキュッーーーーー
葵
「……っ!?
ゲボッゲホッ!!」
大地さん
「お、おい!?
大丈夫か!?」
葵
「ゲボッ!ゼー………ゼー……
し、死ぬかと、思いました………
ノドかゆい……」
田中さん
「おかしいな……
普通にスポーツドリンクしか……」
全員が田中さんを睨む
田中さんは、ストローを口にした
田中さん
「……うぇっ!これ、塩水じゃねぇか!
ノヤっさん、アンタなに入れてんだよ!」
西谷さん
「え、塩?
台所の白い粉、スポーツドリンクじゃないのか?」
葵
(どんだけ栄養補給したいやつなのさ
台所にスポーツドリンクの粉常備してる奴は………)
西谷さん
「……そうか、塩だったか!
悪ィ!間違えた!」
葵
(ん?でも私が飲んだのは海水ドリンクじゃなかった
なんか、もっとカルピスの原液そのまま飲んでるような味がしたんだけど……)
大地さん
「間違え……るか?
でもまあ、田中の作ったほうは間違いないってことだな?」
田中さん
「当然っすよ!疲れが早く取れるように、特能5倍ドリンクですからね!」ドヤッ
葵
「道理でっ」(泣)
大地さん
「お前、それ飲んだのか?」
葵
「はい……
カルピスの原液飲んでるような感じでした」
ゲッと言うような顔をする大地さん
田中さん
「どうよ、田中特製ドリンクは!
5倍の優しさでスポーツドリンクよか、栄養ドリンクレベルだろ!
疲れなんかぶっとんだろ?」
葵
「逆に疲れましたっ」