第16章 お風呂場騒動
葵
「ふぅーっ、気持よかったぁ」ゴシゴシ
体を拭いて、またブラジャーとさらしをする
廊下を歩き、部屋に行く
そろりと扉を開ける
案の定、みんな眠っていた
そんな中、眠っていない人が1人
月島だった
私が入ってくると、モソリとかすかに動いた布団があった
私を視認すると、少し起き上がり
「キミの布団、ココだから」
と彼の布団の隣を指差す
葵
「ありがとう」
何だかんだ言うけど、端っこの方を取っておいてくれていた
葵
「案外優しいんだね」ニコッ
月島
「別に」
(葵だけだし)
私は布団に入った
その瞬間だった
ーーーーーグンーーーーー
葵
「っ!?」
隣の布団とは密着していて、私は月島に腕を引っ張られ隣の布団に転がった
葵
「////」
(どうしよう………物凄く近いんですけど//
)
1つの布団に2人が入っている状態
月島の顔が近い
何もかもが近い
葵
「え、えと///月sh「ねえ」
声は控えているはずなのに、大きく感じる
月島
「さっき、王様と2人で入ったよね?」
腕は掴まれたままで、どうやら逃げられない
葵
「う、うん」
月島
「じゃあ王様にもバレたんだよね?」
葵
「うん……バレたよ」
月島
「それ、どういう事かわかってたの?」
葵
「どういう事って……?」
月島
「ほんと鈍感でバカだよね
混浴したってこと、王様と
わかった?」
葵
「あ……///」
月島
「気をつけた方がいいよ?
男は皆、オオカミなんだからサ」