第16章 お風呂場騒動
晩御飯を食べた少し後、2、3年生が先にお風呂に入っていった
私は1人、頭を抱えた
葵
(お風呂が一番厄介じゃん………
もういいや、後にでも入ろう)
日向
「田中さんがもう入っていいって!
あれ、津田行かねーの?」
月島
「ほらほら、早く来ないと」ニヤァ
葵
(知ってるくせに!!)キッ
月島を睨む
葵
「僕、ちょっと歩いてくるから
先に入ってて」
日向
「おっけ!」
走っていった日向
残されているのは私と月島
月島
「入んないの?」
葵
「一緒には入れないでしょ」
月島
「とかいって、実は一緒に入りたいんじゃないの?」
葵
「スケベか!!」
月島
「じゃ、おさき〜」
ヒラヒラと手を振って歩いて行った
私は、しばらくその背中を見つめていた
(はぁ………男だったらなぁ)