第12章 帰ってきた英雄
夕焼けに染まる校舎の中を走っている
葵
(そもそも、こんな時間にまだ居るのかな??
………………まあ、探してみないとわからないよね!)
3年生が居る階にやって来た
しばらく、歩いてみるがやはり、あまり人が居ない
葵
(やっぱり、部活とか時間帯的にも人居ないなー
あれ?あそこに誰かいる
聞いてみよっと!)
「あの、すみません」
??
「ん?」
窓からちょうど体育館をぼんやり見つめるロン毛の男の人に話しかける
しかし、気づいてもらえていないようだ
葵
「あの!すみませんっ」
声を張る
??
「うわぁぁぁぁあ!!?」
「あ、えと、すみません
なにかな?」
葵
「東峰 旭さん、探してるんですけど、
帰りましたか?」
??
「俺」
葵
(オレ?)
??
「俺が旭なんだけど………」
なんと、本人当ててしまった………