第12章 帰ってきた英雄
私は、坂ノ下に少し居ることにした
みんなの姿が見えなくなると
葵
「ふぅーっ………
疲れたぁーっ!」
ぐぐぐ、と伸びをする
繋心
「今日のお前、どうしちまったんだ?
やけにテンション高くなかったか??」
葵
「えへへっ!そ・れ・はねー〜(ジリリリリンッ)
店の電話がなる
繋心
「すまん
あいあいあい」
とだるそうに電話をとる繋心
繋心
「あい坂ノ下商店
…………………またアンタかよ」
葵
(彼女?でも、そうだったら『またアンタかよ』とは出ないよね
じゃあ、付きまとわれてる?
あの繋心が??
ないない!絶対ない!!←)
長電話になりそうな気配だったので、家へ帰った
暗い夜道でビクビクしながら電灯の真下を歩く
葵
(こういうときは、違う事を考えて気を紛らわそう!!)
そして真っ先に浮かんでくるのはやはりバレーの事だった
(そういえば、今のチームはエーススパイカーとリベロの人がいない
バスの中で菅原さんが言ってた2人はもしかしたらそのポジションなのかも
バスの………中////)
頬が火照った