第3章 1日目
「はあ?」(鉄) 「どゆこと?」(タ)
「多分、タマちゃんのその天然さが先生達に『あれ?この猫又案外凄いんじゃね?』って思わせちゃったんだよ」
言われてみれば、確かに思い当たる節はある。
水の入ったバケツを、偶然泥棒に向かって投げてしまったり
妖術で人間を驚かす練習してたら、偶然土管を蹴っ飛ばして、そのまま平地を転がって結果的に、人間を驚かせたりとか……
もうそれは(ヘマも含めると)数えきれない。
けれども………
「うそだぁ(笑)そんなんで1組に上がれるんなら、クラス一つだけになっちゃうよ~」
「だってタマ異常だもん」
いきなり鉄華がズバッと言った。
「うん。そうそう」
かぐやも頷く。
「え…?今なんか貶したよね?」
「あ、ついたよ。さっさと入ろー(棒読み)」(か)
えーっと、放っといて良いのか?
ま、良いや。