第5章 2日目
「…あぁ、うん…。愚痴ってるよ…主にうちらの事で…」(か)
少し聞きたくなかったかな、うん。
ていうか、なんであたしと白も土下座してるんだろ…。
あたしの心を読んだかのように
パルパが言った。
「…白とタマは少し覚えててくれて、話に出してくれたのは嬉しいけど、最後まで思い出せよ。こっちはさみしいんだぞ…」
「うぅ…すいませんでした…」
あたしと白が、声を揃えて言う。
1時間(人間の時間感覚)以上、ずっとその状態で、あたしと白はやっと許してもらった。
「…昨日、何があったの?」
右近がヒソヒソ声で聞いてきた。
「あーうん、ね?あの後……」
※詳細は おまけ1をご覧ください。
話を聞いた右近は、納得したと共にパルパに同情したらしい。
うっすら涙目になっている。
「パルパさん、かわいそう…。みんなひどくない?」
と独り言を言っている。
うきちゃん、優しいんだね…。