第5章 2日目
右近以外の全員(先生含む)がパルパに
土下座する。
「ほんっとーにすいませんでしたぁ!!」
パルパは、当たり前だと言うように
あたしらを見下している。
右近は昨日の事を知らないので、この状況がよく分からず、ただオロオロ オロオロ…。
昨日、パルパは学校に来ていたらしい。
ただ、他の妖と比べ生物時(ここの妖怪は、生物、半妖、人間に化けられる)が小さく、
すぐには見つからない。
しかも、パルパは滅多に生物にならないため誰もパルパの生物時の姿を知らなかった。
それらの事が災いし、あのような事態に
陥ったわけだが……
「……それにしても、気付かないのはともかく、気持ち悪いとかなんだよ かぐや。元々居るぞ、飛。先生酷くないですか?鉄華も忘れるんじゃねぇよ…」(パ)←超小声
「…ねぇ、聞こえる?」
ヒソヒソ声で、あたしは鉄華に聞く。
「…いや、全然」
鉄華もヒソヒソ声で返す。
パルパは、体も小さいが声も小さく、なんとか音として拾える程度だ。
何を言っているか分からないので、耳の良いかぐやと飛に聞く。