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チイサナイキ

第7章 第五の日


ガチャ……

キィ、と音を立てて扉は開いた。

『な、ぁ…っ』

椎菜は驚きのあまり声が出なかった。

そして、目の前に広がるのは海でも陸でも空でもなく、ただ真っ直ぐ続く壁も天井も床もなにもかも白い一本道であった。

そして向こう側にもう一つ扉があった。

『さあお行き。君たちは自由だ』

女の子はにっこりと笑った。

虎もわけがわからないというように首を傾げている。

椎菜は恐る恐る一歩踏み出してみた。

そして後ろを振り向くと、
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