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チイサナイキ

第7章 第五の日


『ふふ、言っただろう?歩けるって』

『な、なん…っ』

虎は女の子に威嚇をしている。

『落ち着いて、べつに危害は与えないから』

『とりあえず本題にもどろうか?』

女の子は小さく息を吐いた。

『さあ、ドアを開けるよ?君たちを出してあげる』

『まっ、まって!』

椎菜は戸惑いを隠せなかった。

『開いても…私たちはどこに行けばいいの?外は海だよ?泳げないし……』

『大丈夫』

女の子はそう言って呪文を唱える。
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