第5章 第四の日
『出して…』
『出して…出して…』
いくらいっても変わらないことは知ってる。
けれど言わなければもっとだめになりそうだった。
『出して、出して、出して…』
ここからでたい。
ここからだして。
『出して出して出して出して出して出して出して出して』
出して 出して
出して
出して
出して
出して
だして だして
だして
だして
だして
だして
ダシテ
ダシテ
ダシテ
ダシテ
ダシテ
『出してよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!ここからだして!!!!お願い!!!だして!!!!だしてえええっ!!!!!!!』
頭の血管が切れるほど大声をだす。
『もういや!!!いやぁああぁあぁっ!!!!』