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チイサナイキ
第3章 第二の日
相変わらず真っ白な部屋に虎と二人きり。
『お腹空いたなぁ…』
すると虎がどこからともなくリンゴを持ってきた。
『がぅ…。』
『食べていいの?』
虎が頷いた。
『ありがとう。』
椎菜はリンゴを受け取り一口かじった。
リンゴは赤く、とても甘かった。
『美味しい……。』
シャクシャクとあっという間にたいらげてしまった。
虎が嬉しそうに見ている。
『ふふ……。』
頭を撫でてあげた。
グルグルと喉が鳴る。
虎といるのも意外に楽しかった。
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