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【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第49章 *また逢えた……【虹村修造】*


虹村side



「おーここだわ」

「結構綺麗ですね」



結局オレはに頼んだ。
もの凄く真剣にお願いされたから……

じゃなくて、また期待してしまったから。

もしかしてやっぱり好きなのか…?オレの勘違いか…?って。


最後声を掛けられた時心臓が跳ねて……場所を考えずに思わず抱きしめそうになった。

そうしたい気持ちは今も変わらないが。



「げっ。すげぇ荷物……」

「これは……1人じゃなかなか終わりませんね……」

「だな……。ハァ……ったくめんどくせぇ」

「で、でも家具は配置されてますし……とりあえず直ぐ使う物から出していきましょう」

「おー」



「よしっ!」と腕捲りをしてダンボールを漁る。

何だかこいつと同棲するみたいで……少し照れ臭くなる。


もし本当に一緒に暮らすとしたら、こいつはお揃いの物を揃えたりしそうだなと勝手に妄想。

お揃いの茶碗、お揃いのマグカップ、
お揃いのスリッパにお揃いのパジャマまで買ったりして。


洗面所には2本の歯ブラシが並んで……ベッドには2つの枕。
でも掛け布団は1つで一緒に潜り込んで。


そうなれたらどれだけ良いかと、を見つめながら虚しい未来図を描くオレ。


お前の未来は今どんな夢で埋まってるのかってあの時みたいに気になるけど……


オレの未来図には必ずお前が居る。
もうじゃなきゃ描けない。



「虹村さん、お洋服適当に場所決めて仕舞っちゃいますね」

「……」

「虹村さん…?」

「あ?ああ、サンキュ」



この偶然の再会が本当に運命なら……


オレがお前を幸せにするのに。
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