【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第48章 *もう会えない……【虹村修造】*
*おまけ2*さんside、誠凛にて*
「えっ、火神くんアメリカに行くの?」
「まあな。向こうにバスケの師匠が居んだよ」
「そうなんだ……」
「つか誰にも言うなよ?まだ監督にも言ってねぇし」
「……」
「おいどうした…?」
「えっ…?いや何でもないよ!それ私も行こうかなぁ?!まだ受け付けてる?!」
「多分……って、お前英語話せねぇだろ」
「大丈夫!はうあーゆー?」
「ぜんっぜんだな」
「うぅ……」
「何を話してるんですか?」
「おう黒子。こいつがアメリカに短期留学するって言うんだよ」
「そういえば張り紙がありました。火神君も行くんですか?」
「オ、オレは関係ねーよ」
「そうですか。けど何故さんはアメリカに?もしかしてあの人ですか…?」
「うん……まあね。期待しても無駄なのに……」
「は?誰だよあの人って」
「元帝光中バスケ部の主将だった人です。名前は……」
「虹村修造。忘れられない……私の大切な人……」
「あ?別れたのか?」
「っ……」
「火神君。人の心に土足であがらないで下さい」
「あ、ああ……わり」
「けどやっぱ今回はやめておく。行っても英語分かんなくて混乱しそうだしね…!」
「いいんですか?」
「うん。彼とはまたいつか逢えるよ、きっと……」
*次へ続く*