【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第48章 *もう会えない……【虹村修造】*
「ンン…っ、あの……先輩っ…?」
「あ…?」
「今日は印……付けないんですね……」
「……」
脱がし終わり、2人共何も身に纏ってない状態で首筋に舌を這わしていたオレにはこう言ってくる。
ワザと見えやすい位置に付けて「やだっ…!」って照れるこいつの反応が面白くて、いつもオレは肌を吸っていた。
……けどそんな事はもう出来ない。
痕が消えるまで数日はかかる。
なのに付けた張本人が側に居ないんじゃ……それはただの虚しい痣にしかならない。
「今日はいい。つか嫌なんじゃねぇのか?」
「見えない位置なら構いませんよ……。だから……つ、付けて下さい……欲しい、です……」
……やめてくれ。
今になって可愛い事言うのは。
お前を縛りたくない。
なのにが熱っぽい眼差しでオレを見てくるから、これ以上「いい」とか「ダメだ」とか言えなくて……
オレは胸元に唇を当てて肌を吸ってしまう。
出来上がった印は、今までで1番綺麗にクッキリと浮かび上がった。
どうして今なんだよって……心で苦笑いをする。
「これでいいか?」
「はい……ありがとうございます……」
「直ぐ消えるといいけどな……」
「え…?」
「なんでもねぇ。気にすんな……」