【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第47章 *切ない試練【黄瀬涼太】*
黄瀬side
飲み会も半ば。
皆良い感じに仕上がりつつある。
……が、黒子っちがダウンして今横になってる。
オレも気分良くなってて、それなりに楽しくしていた。
「ちょっと…!ちゃん、もうやめといた方がいいよー!」
「うるひゃいなぁ……呑むの〜」
「、潰れたら大変だろう?」
「赤司くんっ!キミはまだ酔ってないのかねっ」
「ダメなのだよ……」
異変を感じて……オレはやっとっちの方に視線を向けた。
完全に酔っ払ってて、これ以上は危ないとオレが見ても分かる。
声を掛けようか悩んだ末に口を開くけど、何も出てこなくて直ぐ閉じてしまう。
「ガングロくんっ!おかわりを頼みたまえっ」
「バカ!もうやめろ」
「やぁ〜だぁ〜!」
「おい抱きつく相手がちげーよ…!」
声は出なかったけど……身体は動いた。
っちが青峰っちにくっ付いたのを見て。
側まで足を進めて離れさせて……彼氏でもないのに何やってんだろうと思ったけど、泥酔しているっちを放っておけなかった。
だからオレは自分の立場も忘れてこう言う。
「オレが送ってくっス」