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【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第46章 *主将、鼻血を出す【笠松幸男】*




それから更に1ヶ月後。

寝落ちしたり、文が疑問系だったりしてなんだかんだ毎日連絡を取り合っていたオレ達。


練習にも顔を出してくれるけど、向こうも恥ずかしいのか遠くから見てるだけだった。



『先輩!そろそろじゃないっスか?!』

『は?何がだよ』

『好きになっちゃったでしょ?っちの事!』

『ハァ?!』



という会話を練習中にしたものだから……オレの脳内はの事でいっぱい。

帰ってからも頭から離れなくて1人ソワソワしていた。



『……とっくに好きだよ、バカヤロー』



今は居ない黄瀬に向かってボヤくオレ。

毎日楽しみにしながらあいつからのメールを待ってる自分がいて……そしていつの間にか心惹かれてしまっていたのは分かってた。


けど所詮そこ止まりで、告白する勇気なんか全然なかった。

メールでしか会話していないのに、いきなり『好きだ!付き合ってくれ!』なんて言えるか。

それに直接言うなんて自分には無理。
多分血圧上がり過ぎて死ぬ。



『でもこんなの男じゃねぇよな……』



相手も好きなら玉砕する事はない。
でも言いにくい。


果たしてどうしたものかと考えたオレは……



『あっいや……オレ……だけど……』



に電話した。
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