【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第45章 *夢【紫原敦】*
よしよしって目の前にいるちんの頭を撫でるオレ。
撫で心地が結構良くて、つい長めに手を動かしてしまう。
そうしたらちんが真っ赤になっちゃって……2人の間に沈黙が流れた。
ちんは恥ずかしくて黙ってるだけだと思う。
けどオレはそんな彼女が可愛くて見惚れてる。
しかもここで夢を思い出してしまった。
ちんを想って抜いた事も、勝手に射精してしまった事も。
そして全部思い出した時、オレの下半身が一気に熱を持ったのを感じた。
別に強い性欲があるわけじゃない。
こうして一緒に居れるだけでいいとオレは思ってる。
でもオレの手はちんの身体に巻きついてしまって離さない。
驚く彼女を見下ろしながら顎を持ち上げてしまう。
「敦くん…?」
「ごめんちん」
「な、なんで謝るの…?」
「それは聞かない方がいいと思うよ〜」
流石に「毎日ちんとヤる夢を見てました」なんて言えない。
不思議そうに見られてしまっているけど、口が裂けてもこれだけは無理だ。
……感じる視線が痛い。
これ以上深く追求されない為にも……オレは背中を丸めてちんにキスをした。
座ったまま背の低いちんにキスするのはかなりキツくて……
オレ達はその場に倒れこんだ。