【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第44章 *沢山のありがとう【黄瀬涼太】*
こうして触れ合ったオレとっちの唇。
熱くて柔らかいから気持ち良くて、オレの唇が「離れたくない」と駄々をこねる。
けど一応1回って言ってあったからここは離さなければならない。
ゆっくり遠ざかって、間近でっちの瞳を覗くと向こうもオレを真っ直ぐ見てくれる。
聞いてないけど、足りないと思っているのはお互い同じらしく……
そのまま自然と引かれ合って……オレ達は2回目のキスをした。
「ンン…っはぁ……」
テレビを消し、角度を変えて何回も繰り返し求め合って……そしていつからか舌までも使うようになった。
っちも応えてくれるし、抱きしめる身体も震えてはいない。
舌入れたいと思った時怖がらせてしまうかもって不安になったけど……今恐怖を感じている事はなさそうで安心した。
「ハァハァ言ってるっスよ……苦しかった…?」
「ううん……」
「そんな熱っぽい瞳で見られると制御効かなくなっちゃうんスけど……流石にまだ無理っスよね……」
って、オレは勝手に思い込んでた。
キスは大丈夫でも……その先は当然身体触ったりするわけだし、っちにはまだまだ怖いだろうって。
けど……そんな事はなかった。
「平気だよ……」って言ってくれたんだ。