【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第43章 *あの約束の前に【宮地清志】*
それから一通り洗い終わってオレが先に湯船に浸かった。
当然ながらはタオルを取っている。
女は長えなーなんて考えるけど、湯気のせいでかなり大人っぽく見えるし……その綺麗な背中につい魅入ってしまう。
「キヨ……タオル取って?」
「あ、ああ……」
ようやく全て洗い終わったが少し振り向きながらオレにこう言ってきた。
その顔は濡れていて、水滴が入らないように目を閉じている。
なんだかオレには……キス顔に見えてならないのだが。
「キヨ?」
これが自分の部屋だったら抑えられたかもしれない。
濡れているってだけで激しく心揺さぶられ、そして誘われる。
タオルを欲しがってるに向かって伸ばす手には何も持ってない。
まだ付き合えたのかもあやふやなのにこんな事……してはダメだ。
けどオレは伸ばす手を止めずに身を乗り出して……
に……キスをした。
「今のは……え、キヨ…?」
「悪りぃ……ちょっとだけ我慢しろ」
「え…?な、何……ンン…っ」
頭を寄せたから……バランスを崩して身体がこっちを向いた為、の胸が目を閉じる前に見えてしまった。
こんな所で興奮するなと自分に言い聞かせるものの……キスが止まらない。
そしてに対するオレの気持ちも……溢れて止まらなくなった。