【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第43章 *あの約束の前に【宮地清志】*
「……ああ、好きだよ」
「え……何…?」
「だから…!好きだって言ってんだよ!」
一回で聞き取れ轢くぞ!って勢いで振り返ったオレは再びタオル姿のとご対面。
距離が近いお陰でこいつからはオレの股間は見えてない……筈。
けど一応念の為側に置いてあったタオルを掴み、に「見るなよ」と伝えてから隠した。
「つかわざわざ入って来てまでコクるか?普通」
「だって寂しくて……」
「風呂入る時間なんてちょっとだろ」
「そのちょっとが嫌だったの。怒らせちゃったから……」
「ったく……今は誰もいねーからいいけど、裕也帰って来たらタダじゃ済まねぇぞ」
「そういえば裕也くんどうしたの?」
「知らねーよ」
「そっか」
「とにかく入っちまったならしょうがねぇ、早く洗えよ」
「うん」
なんか話が逸れてしまった。
今ので晴れて付き合う事になったのか?とか考えながら自分も身体を洗う。
……に背中向けて。
こいつの裸を直視したら終わりだ。
「キヨ、背中洗ってあげる」
「は?!いい自分で洗える」
「さっきのお詫びとお礼に。ほら」
「だから断っ……ハァ……ったく」