【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第43章 *あの約束の前に【宮地清志】*
「えぇっ?!」
「何だよ」
「えっ?!い、いや何でもないよ?!」
「は?」
人が折角勉強見てやってんのに、高尾とのメールのやり取りで何故か顔を赤くした。
内容を見たわけじゃないのになんかムカつく。
高尾はお調子者だからを誑かしてるのかもしれない。
そう考えると余計苛立ってくる。
「没収」
「あああああ!!ダメダメ見ないで!!」
「見ねぇよ。取り上、」
「返してー!!!!」
「うおっ!」
勉強に支障が出るし、このまま黙って見てるのも嫌だったから取り上げただけなのに……
はタックル同然で取り返しに来た。
そのあまりの必死さにオレは不機嫌。
なんでそんなに慌ててるんだ?
そこまでしてスマホを守りたいのか?
高尾に何言われた?
頭の中疑問だらけで勉強を見るどころではない。
「もういい。勝手にやってろよ」
「え?ちょっとキヨ何処行くの?!」
「風呂」
「待ってよまだ1ページ残っ、」
「知るか、刺すぞ」
オレは教えるのを放棄。
1人先に風呂場に向かった。
こんなにイラつくなら早いとこ気持ち伝えればいいのにそれが出来ない。
ガキの頃はよく「スキだよ!」って言ってたが……
中学からパッタリと言わなくなったからだ。