【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第42章 *オレとお前【青峰大輝】2*
「いい加減にしてよ青峰君!」
「っせーな……またかよ」
それからさつきにほぼ毎日大声を出される。
こいつが怒ってるのはの事。
何で別れたのとか
好きならちゃんと伝えなよとか
が可哀想だとか……色々。
全部「あー」「おー」って言って流して来たけど、その度にもっと怒るから面倒だ。
「またかよじゃないよー!いつになったらちゃんと仲直りするつもり?!」
「しねーよそんなモン」
「なんで?!もう見ててこっちが辛いんだってばー!」
「大体お前には関係ねーだろ」
「あるよ!ちゃんとは友達なんだし、青峰君とは幼馴染なんだから!」
けど実際は本当に関係ないだろと思う。
決めた事に対してあーだこーだ言われるとイライラして来る。
さつきは煩いから特に。
だから……さつきに怒鳴ったってどうしようもないのに、つい声を張り上げてしまった。
「好きで幼馴染なんかやってねぇよ!!」
「なっ…!んもー!青峰君の馬鹿ぁ!!」
でもそれは……〝オレはが好きだ〟って叫んでるのと同じだ。
本当にどうでもいいなら怒鳴らない。