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【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第41章 *オレとお前【青峰大輝】*




「やっ…!ねぇ大輝…っ」

「うっせーな…!」

「やぁっ…!やめっ、ンン!」



来た場所はオレんち。


手を繋ぐ事なく、ただ黙って後ろをついて来たに……オレは乱暴に手を出した。


最後だからって思いがどうしても手荒になってしまう。


本当は別れたくないのに……
本当はずっと側にいたいのに……


けどオレはにとってマイナスでしかないから……決めたんだ、終わりにしようって。


相手がオレじゃなくても、がまた誰かの前で笑ってくれるならそれでいい。



「……」

「ッはぁ、はぁ、何…?」

「別れろ、オレと」

「……えっ…?なっ……どうして…?」

「だりーんだわ。女とかよ」

「だ……るい…?」



……やめてほしい。
そんな悲しそうな顔をするのは。


まあ別れ話してるんだから笑うわけはないだろうけど……やっぱその顔は見たくない。


目に涙溜めてオレを見るお前の顔なんか……。



「直ぐそうやって泣くしよ。めんどくせー」

「っ……」

「とにかく暫く女はいらねーわ。だから……これが最後だ」

「んっ…!」



どうせなら散々オレの事を嫌いになってくれたらいい。

そうすれば「別れて良かった」って……オレを引きずらなくて済む。


だからオレはこいつに挿れた。


まあ……分かってるんだ、はこんなオレでも好きでいてくれてる事くらい。


それだから余計辛いんだ。


でも……もうどうすればお前を笑わせられるのか……
どうすれば幸せな気持ちにしてやれるのか分からない。


……こんなオレで本当に悪いと思ってる。
お前にはオレじゃない誰かの方が似合う。


だから嫌いになれよ。


そんで……




笑え。




*次へ続く*
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