• テキストサイズ

【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第41章 *オレとお前【青峰大輝】*




キスくらいは何度かした事があった。

けど〝大人のキス〟をするのは今回が初めて。


いつ身についたか分からないけどやり方は頭に入ってる。

なのに……どうも上手くいってない気がした。



「わり…!今歯……当たったよな…?」

「大丈夫だよ…?」

「も、もう一回しようぜ」

「うん……」



舌を絡めるだけなのに何故上手く出来ないんだろうか。


歯が当たる。
また歯が当たっては歯が当たる。


自分があまりにも下手過ぎて呆れるというよりムカついて……

段々とムキになっていった。



「クソッ…!もう一回だもう一回…!」

「大輝…?」

「あ?」

「直ぐ上手になるわけない……だからそう焦らないで…?」



この時赤くなっていたの唇が目に入って……反省した。

どれだけガッツいてしてたんだろうと。


こいつが言ってる事は最もで……オレは何も言えなくなってしまった。


まだヤるには早過ぎたのかもしれない。



「私達には私達のペースがあるよ。ね…?」

「おう……わり……」

「ねぇ、大輝……」

「あ…?何だよ」

「やめようとか……言わないでね……」
/ 738ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp