【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第40章 *ぎゅ【黒子テツヤ】*
さんが笑ってくれると胸がドキッとする。
その顔をもっとよく見たくて上半身を起こすけど……
そうすると必ず唇が引かれ合う。
離れると「へへっ」と照れ笑いをするさんは本当に可愛い。
だからまた僕は彼女にキスをする。
さんに腕を回しながら。
「すみません……シたくなっちゃいました」
「うん……いいよ…?」
クスッと笑い合う僕達。
さんを大事に抱えてベッドに寝かせた僕は、キスをするでも服を脱がせるでもなく……ただギュッと彼女を抱きしめた。
胸に顔を埋めて。
「いつもこうするね、テツヤは」
「ん……ダメですか…?」
「ううん。まあ可愛いなーとは思うけど」
「僕は可愛くありません。それはさんです」
「う……やめてよもう……」
「触ってもらえませんか…?」
「うん……よいしょ……」
これはさんに攻めてもらいたくて言ったんじゃない。
僕がさんを感じるように……さんにも僕を感じていてほしいから。
ただ触ってるだけでいい。
だけでいいのに……
さんは僕の為に尽くしてくれる。