【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第40章 *ぎゅ【黒子テツヤ】*
黒子side
「さん」
「ん?何?」
「僕……まだ帰りたくないです」
練習後の帰り道。
僕はさんが大好きで、よくこうやって無理なお願いをする。
辺りはもう暗いのに。
それでも「いいよ」って言ってくれるさん。
連れて来られた彼女の家にお邪魔して……そこで僕は思いっきり甘える。
「さん、もっと側に寄ってもいいですか?」
「いいよ。あ、なんなら膝枕する?」
「いいんですか?」
「うん!」
「ありがとうございます。じゃあ……」
さんの膝枕は気持ちいい。
眠くなって寝てしまう事もしばしば。
僕が甘えたがりなのを知っているから頭を撫でてくれる。
そんなさんが愛おしくて……僕は寝ながら彼女のお腹に顔をつけた。
「眠い?」
「いえ……もっとくっ付きたいだけです……」
「そんなにくっ付いて苦しくない?」
「はい。……さん……」
「ふふっ、よしよし」