【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第39章 *何が足りない?【高尾和成】*
「えっ……宮地先輩が…?」
「らしいぜ。オレもさっき聞いたんだわ」
「そんな……どうして……」
当然その宮地先輩も消してやった。
ちゃんに近づく奴は皆殺ってやる。
オレ達の間に入る奴は許さない。
だからもっとオレを見て……。
「今日は練習休みだと。一緒に帰ろうぜ?」
「うん……」
「そう暗い顔すんなって。オレがいるっしょ?」
「高尾くんは……居なくならないでね……」
「当然。言っただろ?ずっと側にいるってさ」
「うん……」
「なんか心配だな。ちょっとオレんち寄ってけよ」
この後ちゃんが「うん」って頷いてくれた時身体が凄く疼いた。
やっとこいつをオレのモノに出来る。
溢れ出る愛を注ぐ事が出来る。
オレを愛してくれる。
オレに縋ってくれる。
オレを呼んでオレを瞳に映して……ちゃんの全てをオレで染められるって……。
「着いたぜ。上がれよ」
「お邪魔します……」
玄関に足を踏み入れた瞬間から……お前はもう逃げられない。
早くオレに愛をくんね…?
ちゃんもオレだけっしょ?
もう真ちゃんはいねぇんだからさ……。