【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第37章 *オレと僕【赤司征十郎】2*
「っ……クッ…!」
「んぁっ…!」
つくづくオレは弱い人間だと思った。
何も完璧ではない。
本当は凄く弱い人間だ。
その結果もう1人の自分を生み出してしまったのだから。
「……中には出せないよ……分かっているね…?」
「っ……うん……」
「そうする時は……お前がオレと同じ名字になった時だ……」
「うん…っ」
「その日が来るまでオレはずっと側にいるよ……勿論その先もずっと……」
「んっ……ふぁ、んん……んっ!」
オレはオレのままでと重なりキスをして……そして律動した。
中には出さないという意志が揺らぎそうになるのを必死で留めながら。
こんな時に感じていいか分からないが……
オレは幸せだ……。
「……っハァ……あの時の返事を……していなかったね…っ」
「な、にっ……」
「オレも愛しているよ……ずっと……伝えたかった…っ」
「あぁ…っ」
「泣くな…………」
「っ……うっ……」
「お前は…?お前からももう一度聞かせて欲しい……」
「そんなっ……私だって…っ」
〝愛してるよ……〟
*次へ続く*