第37章 ＊オレと僕【赤司征十郎】2＊

「イ、ク…っ！征くんイっ…！っはぁ……あぁっんん…！」

「ハァっ…………入りたい、いいかな……」

「っはぁ……うん……いいよ……」

「なら少し待っ、」

「嫌……そのままでいい……」

「それは出来ない……お前を傷付けたくないからね……」

「嫌…！ありのままの征くんが欲しいの…っ」



オレはを抱く時必ず避妊をしていた。

まだ学生の身だし、辛い思いをするのはだと思って。


けどオレは激しく揺さぶられた。

付けなければならないのに……「欲しい」と言われてゾクっとしてしまった……。


〝所詮オレもただの男〟だと思い知らされたよ。


頭では取りに行かなければと思う。

だけどは「お願い……」と真っ直ぐオレを見てくる。



「お前はそれでいい……のか…？」

「そうじゃなきゃヤダ…っ」

「しかしリスクがあるだろう……ここは付、」

「待って行かないで……お願い……もう私から離れないで…っ」