【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第37章 *オレと僕【赤司征十郎】2*
謝っても謝りきれないと言ったが、それと同じく感謝の気持ちでもいっぱいだった。
以前の〝僕〟は危なっかしくて、には沢山迷惑をかけただろう。
それでも見捨てず寄り添っていてくれた事に……心から感謝したい。
「前回の痕のようだね……残っているよ」
「あ……うん、結構強く吸われたから……」
「痛かっただろう…?すまなかった……」
「いいの…!付けたのは〝赤司征十郎〟だもん……」
「強くはしない……新しくオレの印をつけてもいいかな…?」
「うん、勿論…!あ……勿論って言うのは変かな……」
「フッ……いや……そんな事ないよ……」
「んん…っ」
そこまで強く吸わなくても痕は残るもの。
最後にシていたのは……WC初日か。
あの時はもう1人のオレの心がかなり乱れていた。
その衝動で荒くしてしまったようだ。
「ついた…?」
「ああ。首筋に1箇所付いているよ」
「もっと付けないの…?」
「1個で十分だ。沢山あればいいというものではないだろう?」
「そうだけど……」
「は付けて欲しいようだね」
「……言わないでおく」
「お前がそうして欲しいならオレは構わないよ。幾らでも付けてあげよう……」
「ぁ……んっ……」