【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第37章 *オレと僕【赤司征十郎】2*
こうしてオレ達は口付けを交わした。
初めは触れ合わせるだけのキスでも……もう一度重ねた時には深くて甘いものに変わる。
の身体をより引き寄せて、いつまでもいつまでも……。
そして見つめあった頃には……お互いセーブが効かなくなっていた。
「征くんっ……私…っ」
「分かっているよ……オレも同じ気持ちだ……」
「ぁんっ……はぁ……んん……」
もう一度顔を寄せ合って……オレはを抱えてベッドに倒れ込んだ。
胸が苦しいくらいに高鳴っている。
〝僕〟で何度も抱いたカラダでも……オレで抱かなければ意味がない。
自分の洋服を脱ぎ捨てて、の服を脱がす間も惜しいくらい唇を求め合った。
「優しくしてあげたいが……自信がない……」
「いいよ……征くんなら何だっていい……」
「だが辛かったら直ぐに教えて欲しい……」
「うん……分かった……」
「……」
「ん…?」
「待っててくれてありがとう……」