【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第36章 *ヤンデレ【火神大我】*
「たっ、大我!待ってたよー!」
「お前1人で何やってたんだよ。つか虫は?」
「む、虫…?」
「害虫だよ。お前に纏わり付く害虫。さっき声が聞こえたからな」
「い、いないよ!」
「そうか?んだよ、ナイフ持って来ちまったぜ」
ポケットの中で刃を出し入れしてる音がの耳に届いた。
キン……キン……と、頭に響くような音を聞いてるとこっちまで狂いそうになってしまう。
ここに黒子が居なくて本当に良かったとは思った。
「けど1人で居るなんて物騒じゃねぇか。何かされてねぇのか?」
「な、何もっ?」
「お前に近寄るヤツは例え蟻でも許さねぇぜ……」
身体を引き寄せられて囁かれてもは全くときめかない。
違う意味で胸が忙しなくなる。
今までどれくらいの血の味を火神は味わったのか。
どれくらいそのナイフは血を吸ったのか。
知りたくもない事だ。
「俺んち来いよ」
「え……あ、うん!勿論!」