【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第31章 *ヤられる笠松【笠松幸男】*
「悪りぃな……遅く……なっちまった……」
あれから20分後。
何故か笠松は息切れしながら部屋に戻って来た。
手には午後ティーのストレートとスポドリ。
笠松が冷蔵庫を開けた時麦茶しか入っていなくて、彼は走って近くのコンビニまで行ってきたのだ。
麦茶でも良かった筈なのにわざわざ買いに行ったのは、
あいつはいつも午後ティー飲んでたな。しかもストレート……。
って考えてしまったからである。
「買って来てくれたんですか…?」
「ああ……マシなのが……なくてな……」
「ありがとうございます……」
なるべく待たせまいと全速力で走った為、笠松の息はまだ上がったまま。
彼の気遣いや優しさに嬉しくなったは笠松に柔らかい笑顔を見せる。
が、それが笠松をハッとさせ……今折角まともに会話出来ていたのにガチガチな状態へと戻ってしまう。
「っ……す、きだろ…?それ……」
「はい。よく飲みますし」
知ってる。だから買って来たんだ。
そう心で言う笠松は、自分用に買ったスポドリをがぶ飲みし……
その場で噎せ込んだ。