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【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第31章 *ヤられる笠松【笠松幸男】*



男が女を自分の部屋に招き入れる……。

こんな光景、付き合っているならよくある事だろう。


だがこのカップルはなんかぎこちない。



「はっ……いれ」



腕をプルプルさせながらドアを押さえる男、笠松幸男。
高3にして初めて女を自室へと呼んだ。

というか、彼女自体初めて出来たのである。



「お、お邪魔します……」



そんな笠松につられて固まってしまう女、。
笠松の一個下の後輩だ。

彼氏は笠松で二人目である。



「て、適当に座ってろ。今……な、なんか持ってくる、から……」

「は、はい」



だが笠松の部屋に来るのは今回が初めて。

彼が一旦部屋から居なくなり、グルリと部屋中を見渡してみる。


バスケ関係の品が幾つもある中で一際目を引くのがギター。


笠松がギターを持っているなんて知らなかったはマジマジとそれを見つめる。



「先輩がギターか……かっこいいなぁ……」



なんて1人呟いている時、ドアの向こうで胸に手を当てながら今だにドキドキを抑えてる笠松が居た。


女が苦手な笠松だが、のその呟きはちゃんと彼に届いて……しまっていたのである。



「バカヤロウ……かっこいいとか言ってんじゃねぇ……」
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