【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第30章 *幸せな悩み【氷室辰也】*
「辰也さっ…!」
「どうしたの…?」
「これじゃ……辰也さんが見れないですっ……」
自分の限界が近いと思ったは今の体勢について抗議し始める。
果てる時は辰也さんに思いっきりくっ付きたい。
でもこれじゃ腕を回せない。
照れるけどギュッてしたい。
も氷室が大好きだからそうしたいと思うのだろう。
「オレを見たい…?」
「はっ……はいっ……」
「じゃあ一回指抜くからこっち向いてごらん……」
しなやかで綺麗な指が抜かれた時、氷室についていた自分の蜜を目の当たりにしたは一瞬唇を噛んだ。
近くで見なくてもかなりの量がくっ付いていたのが分かったから。
とんでもなく恥ずかしい。
「辰也さんっ…!」
「おっと……どうした?」
「辰也さんが見れない」と言っておきながら勢い良く抱きついたはギュッと腕に力を込める。
今氷室と目を合わせたら気絶しそうだと思ったからだ。
愛おしい彼女にしがみ付かれた氷室は思わずクスッと笑う。
そして頭を優しく撫でた後……の顎をすくって静かに唇を重ねた。