【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第26章 *浴衣【青峰大輝】*
……オレ、青峰大輝。高3夏……。
もう祭りどころじゃなくなって悶々としてるわ。
あれから結局2つしか水風船取れなくてよ、1個オレに渡してきて……で、くっ付いてくんじゃん。
腕に胸当たるじゃん。
んでオレを見上げてくるのが……可愛いんだよ。
けど「もう帰ろうぜ」なんて言ったらキレんだろーな。
「かき氷食べない?」
「それよりお前喰いてー……」
「ええ?!」
「バカ冗談だよ。かき氷より肉食おうぜ肉。あそこに牛串売ってんじゃん」
冗談……んなわけねぇだろ!
とっくに限界きちまってるわ!
機嫌悪くされたらめんどーだからまだ我慢しといてやるけど……いつ崩壊するかわかんねーぞ。
「牛だけ?」
「お前も売ってるぜ。豚」
「ちょっとー!今の酷い!」
「ほら、隣に焼き鳥あんぞ」
「話を逸らさないでよ!」
「牛串3本ー」
「もー!」
とりあえず食いモン食って気を紛らわせるしかねぇな。
牛串だろ?焼き鳥、焼きそば、唐揚げ、ポテト、イカ焼き、ジャがバタ……
こんだけ買えば暫く考えなくて済みそうだわ。