【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第24章 *キミで良かった【降旗光樹】*
「かっこいいとは言えないけど……にも観ててほしかったな……」
「かっこよくないわけない。今日の勝ちは光くんの活躍があったからだよ」
「だってオレ周りと比べたら全然だしさ……」
「そんな事ない。自信持ってよ。ね?」
「……」
“光くんはかっこいいよ”
そう言って微笑んだが……今度はオレの唇にキスしてくれたんだ。
それはほんの一瞬で終わったけど、次にオレからしたキスはそうはいかなかった。
今だに若干身体が震えるのに。
でも結構自然に出来たと思う。
「あ……ご、ごめんな。なんかガッツきすぎた……」
「ううん……」
「あのさ……も、もうちょいさせてくんね…?」
「……うん、いいよ」
オレがそう言った本当の意味を……は分かってくれたらしい。
こんな時にシたくなるとかおかしいよな……。
でも今ヤれたらオレ……もっと幸せになれると思う。
で、それをにも分けてあげたいんだ。
お前が居てくれたからオレは頑張れたんだって……。